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「ツーリズム大学という新しいカタチ」

 今から10年前の1997年、熊本県小国町で「九州ツーリズム大学」が開校しました。当初は、グリーンツーリズムの実践に向けた人材育成という目的に沿って、関心をもつ人たちが多く参加していました。
 しかし近年では、新しいライフスタイルの手がかりを求めて、この大学に集まる人が増えています。自分探しを続ける若い女性や、リタイア後の人生を考えていた夫婦などが、毎月大学に通って、農山村になじみ、地元とのつながりを深めて移住に至ったケースも少なくありません。
 また、地元からも、自分の生活へのちょっとした刺激を求めて、出会いを楽しみに参加する人たちが出てきました。ある集落では、“集落全員が大卒”を合言葉にして、学んだことを集落活性化に生かそうと頑張っています。
 このように、ツーリズム大学は、地域、世代、職種を超えて、何か一歩を踏み出したい想いを持った人たちが集える学び舎であり、多くの卒業生が新たなネットワークを活かして各地で活躍しています。
 さあ、関東でもいよいよ開校です。この大学への入学があなたの転機になるかもしれませんよ。

図司 直也(ずし なおや)

図司 直也(ずし なおや)

関東ツーリズム大学協議会委員
法政大学現代福祉学部 専任講師 博士(農学)

大学1年の時に参加した熊本県小国町での地域社会調査がきっかけで、農山村地域と農林業に強く関心を持ち、3年から農学部農業経済に進学。以来、熊本県小国町をメインフィールドとし、九州ツーリズム大学にも1〜3期にわたって参加し、卒業後もスタッフとして運営サポートに携わる。また、九州ツーリズム大学客員講師として、「阿蘇の牧野とツーリズム」などの講義を通して、現場への還元も図っている。 また、2000年には、トヨタ財団の助成を得て、国土庁が中断させた「地域づくりインターン事業」の復活に仲間たちと尽力するなど、地域や学生(OB/OG)に広いネットワークを持つ。現在は、法政大学現代福祉学部専任講師として、農山村の地域づくりをテーマに研究・教育活動を行う。

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