近年、科学技術の目覚ましい発達により、経済は著しく発展し、生活の快適性、利便性等は飛躍的に向上しましたが、地球温暖化、心の荒廃、農山漁村の過疎化等の問題が深刻化しています。
このような問題を解決していくためには、地球環境と人間性の回復のための新たな知のインフラが必要であることに思いをいたし、「地球的に考え、地域的に行動する」を基本コンセプトとして、知の総合化を図るとともに、一人一人が体験を通して五感により生きる力を向上させる上で極めて重要な暗黙知を身につけていくことが必要であると考えられます。
そこで、様々な分野の専門家が一堂に集い様々な東西文明の知恵の集積を行い、また、農業体験、自然体験等を通して学ぶラーニング・コミュニティの設立等が重要であると思います。
都市と農山漁村の交流により地域再生と都市住民の新たなライフスタイルの創造を目指すグリーン・ツーリズム等への期待が高まってきている中で、関東ツーリズム大学のこのような知のチャレンジが期待されているのではないかと思います。
関東ツーリズム大学協議会委員
財団法人都市農山漁村交流活性化機構 専務理事
1944年生まれ、埼玉県出身。
東京大学法学部卒業後、農林省入省し、1999年に 関東農政局長を最後に退官。2004年に財団法人都市農山漁村交流活性化機構の専務理事に就任。