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「箱膳(はこぜん)」は、江戸時代から昭和前半まで用いられていた食事のスタイルです。箱のふたを裏返すとそれがお膳になるというもので、食事になると、中にしまってある器にごはん、汁もの、家庭の味である漬物、そして土地の作物を活かした郷土料理の主菜を必要な分だけ盛りました。食べ終わると、茶碗に白湯を注ぎ、一切れ残しておいた漬物できれいに器をすすいでから、漬物を食べて湯を飲み、最後は布巾で器を拭いて、再び器を「箱」へと戻しました。こうして家族一人ひとりが、自分の「箱膳」を管理していました。山田洋次映画監督の『武士の一分』(木村拓哉主演)でも、箱膳の食事場面が出てきました。
現在増富は、地域内にある9つの集落すべてが、65歳以上の人口が6割を超える限界集落となっています。そういった状況の中、農地の約2/3が使われなくなってしまいました。NPO法人えがおつなげてが、この地域で活動を始めて5年が経過し、都市部からやってきたフリーターや学生、食品加工会社の社員など、延べ500人以上のボランティアの力によって、ススキが生い茂って荒れた畑が3ヘクタール(野球場約3個分の面積)が農地として復活しました。かつてのように使われなくなってしまった資源を、都市部の人にも参加してもらいながら活用し、そうした交流を通して地域を元気していくための活動をしています。
かつて増富では馬の飼育が盛んに行われてきました。その経験を生かし肉牛の肥育を行っていた牧場が「大平牧場」です。しかし、高齢化、経営不振のため平成14年に閉鎖されました。
「みずがき山自然公園」は、平成13(2001)年5月20日に開催された「第52回全国植樹祭」の主会場跡地約1.1ヘクタールのエリアです。カラマツを主体とした人工林が35%、ツガ・シラカンバ・ミズナラなどの天然林が65%を占めています。動植物の種類も豊富な自然豊かな区域です。
増富中学校は、昭和の時代にタイムスリップしたような、木造2階建て校舎の中学校です。全盛期には240名もの生徒がいましたが、平成15年に在校生9人で廃校になりました。
増富地域には50軒以上の空き家があります(1/4が空き家になっています)。趣のある土壁の家、もう30年以上も人が住んでいない家、つい最近空き家になってしまった家、200年前に建てられた家…色々な家があります。
樫山集落は、かつて11世帯が住んでいましたが、内10軒が空き家になり、住人はおばあさん一人になってしまいました。
何世代にもわたって食べ継がれてきた地域の食文化には、先祖の知恵が詰まっています。春は、フキノトウやウドなど新陳代謝を促し、食欲を進める香りやえぐ味のあるもの、夏は水分の多く体を冷やすもの、秋は冬を越す力を蓄えるでんぷんや脂質の多いもの、冬も秋と同様体を温めるもので保存できるものを食べます。体調も味もそういう自然の流れに沿っています。季節の物を食べていれば、自分の体にも、作る人にも負担がかかりません。一年中色々な野菜を買うことができ、私たちの食生活に季節感がなくなってしまいましたが、病院や薬が身近にない時代に病気になってから薬を飲むのではなく、病気にならないための食生活をしていた先祖の知恵を大切にしたいです。
みずがきランドは、4年前からNPOえがおつなげてが運営している日帰り温泉施設です。もともとこの温泉は、地元の方々が運営していたのですが、過疎地域の高齢化という厳しい現実に勝てず、とうとう運営を断念せざるを得なくなってしまいました。閉鎖されていた施設を復活させ、ここを「都市農村交流センター」と位置づけ、ボランティアやイベント参加者など、都会から訪れる人を受け入れる拠点にしています。
雄大な山々に囲まれた日帰り温泉施設「増富の湯」は、かけ流しの源泉湯で、好きなだけ温泉浴が楽しめ、周囲の森の遊歩道では森林浴も味わえます。
温もりの湯とマイナスイオンに包まれたやさしさが、ゆとりの時間を作り出し、効能豊かな柔らかな湯は癒しを与えてくれます。
このほか食堂では、手打ちそばやうどんが味わえ、リフレッシュルームでは、専門の整体師が体の凝りや歪みを和らげてくれます。
【当日の流れ】
<1日目:2008年4月26日(土)>(食事:朝× 昼○ 夕○)
| 08:45 | 渋谷出発 |
| 11:30 | 須玉IC |
| 12:30 | みずがきランド 箱膳の昼食 |
| 13:20 | えがおファーム見学 耕作放棄地の見学 & 小黒さんとの懇談 |
| 14:20 | みずがき自然公園見学 |
| 15:00 | 大平牧場見学 |
| 15:45 | 増富中学・空き家見学 |
| 16:35 | 樫山地区見学 現地ガイドさんによる限界集落の視察 |
| 17:30 | 増富ラジウム温泉 夕食 |
| 18:30 | 東京へ向けて出発 |
| 19:30 | 須玉IC |
| 22:00 | 渋谷着 |
※尚、当日の交通事情により、帰りの際の到着時間が変更となる場合もあります。予めご了承下さい。
| ※1: | バス、ガソリン、高速道路使用料、食事、温泉、各種材料の代金として、お一人あたり「10,000円」をご旅行代金と して頂戴いたします。 |
| ※2: | お申し込み頂いた方には、関東ツーリズム大学事務局より内容確認および振り込み案内のメールをさせていただきますので、メール到着より
5日以内にご入金ください。 <ご注意>キャンセルの際は必ず関東ツーリズム大学事務局までご連絡いただきますようお願い申し上げます。 (関東ツ-リズム大学事務局TEL:03-6273-9467 担当:斉藤) |
| ※3: | 最小催行人数は30名以上とし、添乗員、バスガイドは乗務いたしません。 |
| ※4: | やむを得ない諸事情・天候によっては一部プログラムを変更の上、実施する場合があります。 |
| ※5: | 各体験のための汚れてもよい動きやすい作業着(ジャージ等)、汚れてもよい靴(長靴等)、防水グローブ、雨天時のための雨具(傘やレインコート)をご持参ください。 |
| ※6: | お客様の個人情報はお客様との連絡のために利用させていただく他、お客様がお申し込みいただいた旅行において運送・宿泊機関などの提供するサービスの手配及び受領のための手続きに必要な範囲内で利用させていただきます。運送・宿泊機関などへの個人情報の提供について同意の上お申し込みください。また、お電話にて受付後、詳しい旅行条件を説明した書面をお送りいたしますので事前にご確認の上、お申し込みください。 |

小林忠雄

曽根原久司

小黒裕一郎・彩香夫妻

渡辺大介